家の購入について書いています

頭金と住宅ローン

投稿日時:2014-03-14 15:10

家を購入には、住宅ローンを利用することが一般的ですが、不動産の販売広告の中には頭金ゼロで全額を住宅ローンに組んでも毎月の返済は賃料と遜色ない試算例を掲載しているものも少なくありません。

しかし、住宅ローンの返済は20年、30年という長期にわたり続く一方、経済環境はまだ不透明感を払しょくできないことに加え、ローン返済中に生ずる家の手入れなどを考えると、返済期間中も将来に備えた預金ができる余裕をみておかなければ、わずかな収入の減少や教育支出の増加などがたちまち家計を圧迫し、生活にひずみを来してしまいます。

このような事態を避けるためには、住宅ローンを組む時点で手元にできれば年収の半額程度の預貯金を確保したうえで、極力多額の頭金を用意し、借入期間を40歳代半ばから遅くとも50歳代前半にはローンを完済できるよう設定して、年間の返済額が年収の2割、最大でも3割以内に収めることが望ましいと思います。

なお、夫婦ともに職を持ち収入のある場合も、妊娠や子供の人数により将来の家計収支が大きく変わることを想定した、堅実な資金計画の検討が必要です。

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